製品の特徴

     概要

 オフィスなどの飲料水共有に用いられる「ウォーターサーバー」用のガロンボトルキャップには、様々な課題があると言われています。密封性が悪いので水漏れし夏場に水の品質が落ちる。パッキンを使用しているので臭いや滑りが気になる。 キャップをボトルにはめて日にちが経つとキャップに亀裂が入るなど苦情が寄せられていました。しかし、未だ販売業者が不利益を被るまでには至っていないので、品質・信頼性・衛生面の研究・開発が進んでいないと考えられます。 またボトルを交換する際、業者はキャップをはがす必要があり、はがされたキャップは全て廃棄されゴミになっていました。
 そこで当社は、上記に示した課題に着目し研究を進め、従来2部品で構成されていた物を一体化し、更にパッキン不要なキャップの製造に成功しました。この開発により、材料費低減、組み付け工数低減、あるいは組み付けロボットの不要化が図れるため、 キャップの販売価格を抑え、安価で水漏れのしないキャップを提供すると共に、ゴミになっていたキャップを回収し再利用することにより、資源のECOにも貢献することが出来ます。
 従来、国内市場におけるウォーターサーバー用ガロンボトルのキャップ部は、東南アジア製の物が9割近く出回っていましたが、本キャップの開発により、価格と品質・信頼性・衛生面で、国内生産品の競争力が高まり国内市場の回復が図れると考えています。
 不可能と考えられている一体化を実現するには、理論的な説明はできません。
 金型の常識では考えられないひらめきや思いつきにチャレンジし、失敗を恐れず立ち向かって行く勇気、そして何よりも「必ず成功する」と言う信念こそが一番大切なノウハウだと考えます。

   1. 商品構想と特長

飲料ディスペンサー全体構成図

この開発により、材料費低減、組み付け工数低減あるいは組み付けロボットの不要化が図れるため、キャップの販売価格を抑え、安価で水漏れのしないキャップを提供することが出来る。

従来のキャップ 本発明によるキャップ
構造図
特徴 ×メインキャップ(10)とサブキャップ(15)の組立作業が必要
×材料歩留まりが悪い
×パッキンの臭いが飲料水に移る
×キャップ市場価格;20円/個
○メイン・サブキャップ一体成型で組立作業は不要となる
○一体成形で材料歩留まりが良い
○パッキンレスで飲料水の異臭なし
○キャップ目標価格;15円/個

 本開発の利点
@『メインキャップ(10)』と『サブキャップ(15)』を『接続部(17)』を介して一体成型すれば、人件費を省くことが想定できる。
A開口部受けに『シール構造(16)』を設けると水漏れの防止となる。

  従来品の欠点
@『メインキャップ(10)』に『サブキャップ(15)』を手作業で組み付けしていた為、人件費が必要であった。
A『開口部受け内径(12)』『開口部受け外形(13)』ではメーカー毎に異なるカートリッジ容器の開口径に応対した水漏れ防止が不可であった。

   2. 新技術の着想の動機・背景

飲料水のディスペンサー業者から、安価で水漏れのしない製品開発・製造の依頼を受けた。
従来のキャップは水漏れを防ぐためにパッキンを使用しているが、臭いが水に伝わるといった問題があるので、これの解消も不可欠との要望もある。

   3. 新技術は何か

 新技術の内容
@メインキャップ、サブキャップとそれらを繋ぐ『接続部(17)』を一体成型とする。
メインキャップ部は、一部にせり出し部分があるため、一体成形のためには、金型コマを用いて   型抜きを可能にする金型構造が必要となる。
Aパッキンレスでの水漏れ防止構造の開発
メインキャップの内側上部に同心円状の複数の『シール構造(16)』を形成することで、メインキャップをディスペンサー容器口部にねじ込むことにより水密性を付与する。

   4. 知的財産権

特許の名称 ・出願番号(出願日)
・公開あるいは公告の最新の特許番号
出願人 発明者 備考
構造図 出願日
H21,09,17
特願
2009-236643
石田安治 石田安治 特許出願中
背景

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